合筆登記の手続きと必要書類

合筆登記を自分で行う場合、どのような手続きや必要書類が必要なのでしょうか？

合筆登記の手続き

合筆登記の手続きの流れは次のとおりです。

1. 登記所から書類（登記事項証明書など）を取得
2. 合筆登記ができる土地か判断
3. 申請人・代理人の決定
4. 必要書類の用意
5. 申請書類一式の完成
6. 登記所へ申請
7. 登記完了後に受領

以下、順番に説明します。

1 登記所から書類（登記事項証明書など）を取得

管轄登記所を確認します。

管轄登記所とは

登記所から合筆を行う土地の登記事項証明書、公図、地積測量図を取得し、 土地の情報を確認します。

登記事項証明書の取得方法

公図の取得方法

地積測量図の取得方法

2 合筆登記ができる土地か判断

合筆を行う土地が合筆登記のできる土地であるかを判断します。

土地地合筆登記を行うことが可能な場合は、土地所有者全員が合筆登記を行う意思があり、土地の合筆登記の制限に該当しないケースです。

合筆の制限

3 申請人・代理人の決定

申請人・代理人を決めます。※土地所有者が自分で行う場合、代理人は不要です。

4 必要書類の用意

合筆登記を申請する際の必要書類を用意します。合筆登記の主な必要書類は次のとおりです。

合筆登記の必要書類

• 合筆する土地の登記識別情報（もしくは権利証）※合筆する全土地のうちの1筆分の登記識別情報（もしくは権利証）でOK
• 土地所有者の印鑑証明書　※申請日より3ヶ月以内に発行されたもの
• 委任状（代理人へ依頼する場合）など

5 申請書類一式の完成

登録免許税、合筆後の地番、合筆後の地積などを確認し申請書を作成し申請書類一式を完成させます。

合筆登記の登録免許税は、合筆後の筆数×1000円です。

登録免許税の計算

合筆後の地番は、合筆前の首位（最も小さい数字）の地番です。

6 登記所へ申請

申請書類一式が完成したら、管轄登記所へ申請します。

申請方法は次の3種類です。

1. 窓口申請　：管轄登記所の窓口へ直接行き申請する方法
2. 郵送申請　：管轄登記所へ郵送で申請する方法
3. オンライン申請　：インターネットを利用し申請する方法

※上記のうち、「3.オンライン申請」はパソコン環境を整える必要があるなど費用対効果が悪いため、お勧めしていません。
登記を初めて行う人は「1.窓口申請」をお勧めします。

7 登記完了後に受領

登記が完了したら、管轄登記所にて登記完了証などを受け取ります。

受領方法は次の3種類です。

1. 窓口受領　：管轄登記所の窓口へ直接行き受領する方法
2. 郵送受領　：郵送で受領する方法
3. オンライン受領　：インターネットを利用し受領する方法（オンライン申請の場合のみオンライン受領が可能）

※登記を初めて行う人は「1.窓口受領」をお勧めします。

自分で合筆登記を行いたいあなたへ

合筆登記を自分で行う場合、どのような必要書類や手続きが必要なのか、大まかにご紹介しました。

合筆登記は測量が必要ではないので、自分でチャレンジしやすい登記です。
また自分で合筆登記を行えば、専門家へ依頼する際に必要な土地家屋調査士へ支払う報酬が節約できます。

合筆登記の費用

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